髪を伸ばしたい時、
「なんと言ったら美容師に伝わるのだろう?」
と美容院での頼み方に悩む方も多いと思います。
髪伸ばしたいと思っても、なかなかうまく伸びず途中で挫折してしまうことはありませんか?
中には髪を伸ばしたいのに美容院でカットをする意味があるのかな?と思う方もいると思います。
そこで今回は髪伸ばしたい時の美容院での頼み方をご紹介します。
・伸ばしかけのメンテナンスカットの頼み方
・髪を伸ばしたいけど整えたい
・髪を伸ばしたいけど量を減らしたい
・メンズカットでの頼み方
など、シーン別に具体的なオーダー例をご紹介しています。
今伸ばしかけの方も、これから伸ばしたいと考えている方も必見です!
この記事を書いた人
15年目の現役ママ美容師。現役美容師としての意見を実際の体験を踏まえてお話しします!
髪伸ばしたい時の美容院での頼み方
髪が伸びるスピードは1ヶ月に1cm〜1.5cm。
仮に、ショートヘアからミディアムヘアまで伸ばすには約1年くらいかかります。
伸ばすのに時間がかかるのはもちろん、伸ばしかけのタイミングはうまくセットできず、イライラすることが多いものです。
その1年間我慢しないでかわいく髪を伸ばせるのであれば挫折する確率は減りますよね。
髪を伸ばしたい時の美容院での頼み方のポイントは次の3点です。
①髪を伸ばしたいことを伝える
②具体的な目標を伝える
③どれくらいの頻度でカットに行けるかを伝える
髪伸ばしたいことを伝える
まずは、美容師に「髪伸ばしたい」ということをしっかりと伝えましょう。
「伸ばしたい長さ」や「理想のスタイル」があれば、それも合わせて伝えると、より具体的なアドバイスを受けることができます。
例えば、理想のヘアスタイル画像を事前に準備しておきましょう。
実際に見せてもらうことで美容師も想像しやすくなるのでおすすめです。
そして、思いもよらず髪を大幅にカットされてしまうという事態も避けるためにも、美容師には必ず「髪を伸ばしている」旨を忘れずに伝えましょう。
具体的な目標を伝える
漠然と「髪を伸ばしたい」と伝えるよりも、髪を伸ばした後の具体的な目標を伝えると美容師は先を見越して髪を伸ばすためのプランを考えます。
美容師もなるべく完成形を掴んでから切りたいため、見本の写真や画像などがあれば、失敗のリスクがより減るのでオススメです。
例えば、「3ヶ月後に結婚式のお呼ばれがあるのでアップできるくらいに伸ばしたい」とのオーダーなら、逆算してまず3ヶ月後にやりたいヘアセットをお客様と一緒に考えます。
3ヶ月あれば約3cm伸びるので、今の長さからどのようなヘアセットができるのかが分かります。
それに合わせてカットやカラー、ご自宅でのヘアケアとしてシャンプーを提案することもできるのです。
具体的な目標を伝えることにより、美容師側も先々の提案がしやすくなるので、まずは相談してみましょう。
どれくらいの頻度でカットに行けるかを伝える
髪を伸ばすためには、定期的なカットが必要です。
ある程度の長さであれば定期的に切ったほうが髪は綺麗に早く伸びます。
伸びるスピードが早くなるというより、定期的にメンテナンスカットすることで綺麗に伸びていくというわけです。
しかし、どれくらいの頻度でカットに行くことができるのかによって、伸ばせる長さやスタイルも変わってきます。
特に、ショートヘアは髪が伸びるとスタイルが崩れやすかったりセットしにくくなりがち。
美容室に行ける頻度を美容師さんに伝えることで、無理のない範囲で髪を伸ばすためのアドバイスを受けることができます。
【髪の長さ別】髪伸ばしたい時の具体的な頼み方
髪を伸ばしたい時の具体的な頼み方を、
・ベリーショートからショートヘア
・ショートヘアからボブ
・ミディアムからロングヘア
・メンズカット
のケース別にご紹介します。
ベリーショートからショートへの頼み方
耳が見えるくらいサイドが短いベリーショートから耳の半分が隠れる程度のショートに伸ばす場合、
「表面の髪の毛をなるべく切らないよう、整えるくらいにカット」とオーダーしましょう。
短い髪が襟足くらいまで伸びるのを待ちながら、量や全体のバランスを調整していきます。
表面の髪に長さがある丸みショートや、前髪からサイドにかけて均一な長さにするマッシュヘアなどがおすすめです。
ショートヘアからボブヘアへの頼み方
ショートヘアからボブヘアに伸ばしていくなら、前下がりな形になることを目指すのがおすすめ。
「量感を保ちながら、トップとサイドの髪の毛を伸ばしたい」と美容師にオーダーしましょう。
ショートでも前下がりの形を作れるレイヤーカットや、毛先の量感を保てるミニボブを選んでみてください。
この長さが一番膨らみやすく挫折しやすいので、扱いやすくまとまる髪型を目指すのがおすすめです。
ミディアムからロングに伸ばしたい場合
髪が肩につくミディアムの長さになってきたら、カットの頻度は2ヶ月〜3ヶ月くらいのペースで美容院に行きましょう。
中途半端な長さは鬱陶しく感じてしまいますが結べる長さになるのでストレスが無くなる時期でもあります。
前回のカットから2ヶ月経つと毛量が気になり始めます。
まとまりやすくするために
「毛量調節して量を減らしたい」
「伸ばしたいけど整えたい」
と伝えれば、枝毛カットしてメンテナンスカットをしてもらえますよ。
メンズカットの頼み方
メンズヘアも1ヶ月でフォルムが変わるので小まめなカットが必要。
「髪伸ばしたいのでフォルムを整えるだけにしたい」
「髪伸ばしているので毛量すいてください」
など、「髪伸ばしたい」としっかり伝えることで
「今回は襟足だけでも切ってフォルムを調節し、毛量をすいてセットしやすくする」
と、美容師も解釈でき、カットの切り過ぎを防ぐことができます。
髪伸ばし中にカットしないとどうなる?
髪を伸ばしていても1ヶ月〜2ヶ月くらいの定期的なメンテナンスカットをおすすめします。
その理由は次の3点。
- 1ヶ月経つだけで髪型のフォルムが変わるから
- 枝毛やパサつきなどが目立つから
- 毛量が多くなるから
1つずつ解説していきます。
1ヶ月経つだけで髪型のフォルムが変わる
前途でもお伝えしたように人の髪が伸びるスピードは1ヶ月に1cm〜1.5cmです。
仮に、ショートヘアの方が伸ばしたくて前回のカットから1ヶ月経っていた場合、ボリュームを出したい位置が下に下がり、後頭部から襟足付近が重く感じセットしづらくなります。
ボブくらいの長さになるまでは、しっかりメンテナンスカットにいくのをおすすめします。
枝毛やパサつきなどが目立つ
ある程度伸びてくると、今度は枝毛やパサつきなどが目立つようになってきます。
もともとカラーやパーマなどをしている方は、手触りが変わってくるのを感じるはず。
その際は1ヶ月〜2ヶ月くらいのペースで枝毛カットと美容院でのトリートメントをするだけで髪は生まれ変わりますよ。
毛量が多くなる
髪伸ばしているとどうしても避けられないのが毛量問題です。
毛量が多い方だと1ヶ月くらいからもっさりし始めてセットがしづらく感じます。
・毛量が多い方なら1〜2ヶ月
・毛量が少ない方なら2〜3ヶ月
くらいのペースで髪をすいて毛量を減らしてもらいましょう。
伸ばし中だとセットがしづらいと感じると
「すぐに切ってしまいたい」と考えてしまうので、
そう感じる前に美容室に行って対処するのがいいですよ。
髪伸ばすのを挫折しないヘアケアのコツ
髪を伸ばすためには、ヘアケアも重要です。
きれいに髪を伸ばすためにお家でできるヘアケアは、
- 良質なシャンプーを使う
- アウトバストリートメントをつけて熱や乾燥から髪を守る
髪がサラサラで悩みがなくなると伸ばしかけの髪へのストレスが減るので、挫折しにくくなりますよ。
サラサラ髪を維持するおすすめヘアケア
髪ダメージを抑えてサラサラ髪を維持するには、アミノ酸系シャンプーがおすすめ。
最近は市販でも良質なアミノ酸シャンプーを買うことができます。
I-neが販売するボタニストは、実は理美容メーカーが製造していて、市販の中でも質が高いのでおすすめです。
シャンプーに投資ができる方には、haruスカルプシャンプーがおすすめ。
髪に優しいアミノ酸系洗浄剤メインなのはもちろん、
オールインワンとして使えるほどに保湿成分がかなりリッチに配合されています。
シャンプーはどうしても多少なり髪や頭皮を傷ませるので、髪や頭皮をキレイにするなら一番投資すべきヘアケア。
オールインワンでもあくまで処方はシャンプーなので、お気に入りのトリートメントと組み合わせて使うのがおすすめです。
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アミノ酸系シャンプーの見分け方はこちらの記事でも解説しているのでぜひ参考にしてください。
アウトバストリートメントで熱や乾燥から守る
ドライヤーで髪を乾かす前には、必ずアウトバストリートメントを使用しましょう。
ドライヤーによる熱ダメージや乾燥から髪を守ってサラサラにしてくれます。
髪の内側に栄養分を補給して、髪を内側からケアするならヘアオイルよりヘアミルクがおすすめ。
中でも多くのメディアでベスコスを受賞しているオルビスのヘアミルクはいちおし。
自然な仕上がりで髪がうるおって髪サラサラに仕上がります。
まとめ
髪を伸ばしたい時の美容院での頼み方の前提として
美容師に「髪を伸ばしたい」としっかり伝えましょう!
そして、伸ばした完成形の写真や画像を見せて美容師としっかりイメージをすり合わせること。
これらにより失敗のリスクが減りますし、伸ばすためのアドバイスを教えてもらえます。
伸ばしかけの中途半端な髪は、ヘアアレンジやセットをすることでかわいいスタイルに変身することができます。
自分に合った髪型を選んでおしゃれを楽しみましょう!
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