美容師一本では将来生きていけないかも・・?
と、美容師なら一度はこのような不安な気持ちになったことがあるはず。
これから美容師になりたいと思っている方も、
美容師は年収が低い
美容師はブラックすぎる
など、あまり良くない噂を耳にすることも多いのではないでしょうか。
今回は、
・美容師では将来生きていけないと言われる理由
・美容師を続けられる人はどんな人?
・美容師を辞めた後のおすすめな仕事
についてご紹介していきます。
美容師なんて終わってる、と現在進行形で悩んでいる美容師さんも、
これから美容師になる美容学生の方も、
ぜひ今後の将来の為にこの記事を参考にしてくださると嬉しいです。
この記事を書いた人
美容師を経験の後、美容室フロント/プレスに転職。現在はサロンのサポート、マネジメント業務などを担当。
美容師では将来生きていけないと言われる理由
美容師では将来生きていけない、と言われてしまうのにはいくつか理由があります。
・年収が低い
・高い離職率
・厳しい労働環境
・業界の不安な将来性
などです。
ここからはそれぞれを詳しく解説していきますね。
年収が低い
美容師の平均年収は30代でおよそ3,528,000程度と言われています。これはあくまでも平均なのでほとんどの美容師はこの金額よりも所得は低いはずです。美容師ほど日々勉強している職業はないはずなのに報われていない。私はこの環境に14年前から挑戦しています。#美容師#お金は頂いていません
— 髪のお医者さんから (@FortunaSuge) May 26, 2023
美容師という職業を選ぶときにまず頭に浮かぶのが、
・年収が低い
・お給料があまりもらえない
というイメージですよね。
ですが、美容師といってもいろいろな雇用形態があり、
正社員の方もいれば業務委託契約の方もいます。
正社員の方は基本給+役職手当や歩合がつくという形がほとんどだと思うので、
なかなかお給料が上がっていかない(会社の取り分も多い)というイメージがありますが、
業務委託(フリーランス)の美容師さんは、やればやるほどお給料が上がります。
年齢や性別に関係なく、頑張って働いている人ほどお給料が上がっていくので
実は一概に、年収が低いというわけでもないんです。
ですが、安定した収入を確保する為には、
目まぐるしく変わっている流行りや薬剤について常に勉強し、アップデートしていく必要がある仕事です。
それを何歳まで続けられるのか?という不安は一生付き纏うかもしれませんね・・!
高い離職率
美容師の高い離職率は業界でもかなり問題視されています。
実際に、ホットペッパービューティーを運営しているリクルートの調査によると、
現在、3年未満で離職する人が36.7%にもなっているそうです。(2024年データ)
例えば、独立した美容師がお店を出してその後店舗を拡大をしたいと思っても、
雇ったスタッフがなかなか続かず上手くいかない、というのはよくある話です。
美容室は全国に数多くあり、辞めてもまた別の美容室を探せばいいと言う考えの人も多く、
現在美容師の雇用はかなり難しい状況です。
厳しい労働環境
もちろん美容室にはよりますが、厳しい労働環境であることが多いです。
自分の技術やパフォーマンスにプライドを持って仕事をしている人が多くいる業界なので、
良くも悪くも自我が強い人が多いです・・!
そうなると、スタッフ同士のぶつかり合いが起こることもしばしば・・。
美容師という職業を辞める多くの理由は「人間関係」。
美容が嫌いになって辞める人はほとんどいないと思います。
この厳しい労働環境が、
美容師なんてやめとけ、ブラックすぎると言われてしまう原因の一つなのかもしれませんね。
業界の不安な将来性
コロナ禍を通して、美容関連でも色々と自宅で試せる商品が販売されましたよね。
ヘアだと、セルフカラーやセルフカットに挑戦する人がかなり増えたように思います。
お客様の来店スパンも、昔より1〜2ヶ月伸びたり、
繁忙期が意外と混まない・・?
と異例な事が続いたりしています。
完全に一人で完結させるのは難しい技術ではあるので、
将来的に美容師がいらなくなって、美容師が生きていけない世界になる、
ということはないとは思いますが、
絶対ないとは言い切れないところまできている気がしますね・・。
美容師を続けられる人はどんな人?
さて、ここまででご紹介したように
ブラックな業界、離職率が高い職種と言われている美容師ですが、
10年、20年と長く続けられる人はどんな人なのでしょうか?
ここからは逆に美容師を続けられる人はどんな人なのかをご紹介してきます!
技術スキルのアップが楽しいと思える人
美容師を続けられる人は、単純に美容師の技術が好きな人、
練習すればするほど技術力がアップしていく過程を楽しい!と思える人です。
接客が好きでも、カットの技術やカラーの技術が楽しいと思えなかったら
長く続けていくのは難しいですよね。
職人気質な人は美容師という仕事は天職かもしれません。
好きなことを仕事にしていきたい人
スタイリストになるまでのアシスタント期間は、とにかく時間とお金に余裕がなくなります。
そんな大変な時期も、
この仕事が好きだから
という理由で乗り越えられる人が美容師を長く続けられる人です。
美容師は、「仕事が趣味」と言う人がとても多いです。
逆を言うと、好きじゃなくなったら続けられない仕事、ということにもなりますね・・!
精神力が強い人
私の勝手なイメージかもしれませんが、
美容師はやはり「気が強い人」が多いです。
良い意味で言うと、自分をしっかり持っている人が多いですね!
現在はどうかわかりませんが、10年前くらいまでは美容師といえばザ・体育会系!
ミスをしたら先輩から無視されたり、怒鳴られたりは日常茶飯事でした・・
そんな中でも負けてたまるか精神で頑張れるメンタルの強い人が
現在も美容師として長く仕事を続けられているのではないでしょうか。
(私は途中で離脱してしまいましたが・・・)
美容師を辞めた後のおすすめな仕事
美容師からデザイナーとプログラマーに転職したての頃、なぜか自惚れてたんやけど、思い返すとこの時の自分もまじきしょっ🫠
— CHI-HO (@set2323) September 30, 2024
職種に優劣なんかなくて、人間が出来てる仕事は人間なら誰でも出来るようになるもんなんよ〜🙃継続出来るか出来ないかの差のみ。
エリクソン博士の「1万時間の法則」てやつ😇… pic.twitter.com/WaHl8FBNWg
美容師を辞めたらそれはそれで生きていけない・・
と思っていませんか?
そんなことはありません!美容師辞めた後も選べる仕事はたくさんあります。
ここからは美容師を辞めた後におすすめな仕事をご紹介していきますね。
美容関連の仕事(アイリストやネイリスト)
美容師を辞めた後に選択しやすいのが同じ美容業界。
特に、美容師免許が活かせるアイリストは転職先としてかなり人気です!
美容学校によってはネイルの資格を取得している人もいると思いますので、
デザインなどが好きな方はネイリストもいいかもしれませんね。
暦通りに休めるOLや事務
美容師時代にはほぼ休むことが不可能な土日祝日、世間の大型連休・・・
憧れる方も多いのではないでしょうか?
私の同僚も、事務職やOLに転職した子がかなり多いです。
美容師時代にはあるようで無かったお昼休憩、仕事終わりの自由な時間、
連休をとって海外旅行、福利厚生やボーナス、
事務やOLに転職したら、
今までの生活はなんだったんだろう?
と驚く方も多いかもしれませんね・・。
アパレル業界
美容師と同じように将来的に生きていけない、と言われる事の多かったアパレル業界ですが、
現在はお給料や休日、保証などがしっかりしている会社も増えてきましたよね。
美容師時代の頃ようにヘアスタイルは自由に楽しみたい、
ネイルやメイクも変わらず楽しみたいという方はアパレル業界もおすすめです!
まとめ
今回は
・美容師では将来生きていけないと言われる理由
・美容師を続けられる人はどんな人?
・美容師を辞めた後のおすすめな仕事
について詳しく解説していきました。
美容師では生きていけないと言われてしまう理由は
労働環境の厳しさやお給料の不安定さなど、問題点が多くありましたね。
向いている人は美容師を続ける選択を、
苦しい人は美容師に拘らず新たな道へステップアップしていきましょう!
新しい環境で視野が広がり、色々な嬉しい発見があなたを待っているかもしれません。
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