結論、美容師を辞めたいと思うのは決して甘えではありません。
2023年度の厚生労働省調査のデータによると、
理美容師の3年以内の離職率は56%!
全職種で見ると30%程なので、
美容師はまだまだ辞める人が多い職業と言えます。
この記事は、
・美容師やってて、もうメンタルやられた
・美容師を辞めたいと思うのは甘えなのかな…
・美容師辞めたいけど上司に言いづらい
・美容師は先が見えない・・・
と思っているあなたに是非読んでいただきたいです。
元美容師である私が経験談をもとに、
・美容師を辞めたいは甘えではない理由
・美容師を辞めたいと思った時に考えること
をご紹介していきます。
この記事を書いた人
美容師を経験の後、美容室フロント/プレスに転職。現在はサロンのサポート、マネジメント業務などを担当。
美容師を辞めたいは甘えなの?
美容師辞めたいっていうと甘えとか言われるけど、仕事が合わないなら別に辞めるのもありでしょ。ただし辞める前に次の仕事のあたりだけは付けておいた方がいい。
— 美容師あべ@家族マイホーム&ヘアケア (@myhome_abe) December 26, 2023
仕事に誇りを持って120%熱意傾けるのも素晴らしいけど、ワークライフバランス重視ってスタンスもあり。私は後者派だし根性論は嫌い
あなたはまだ美容師を辞めることが甘えだと思っていますか?
美容師を辞めたいと思うのは甘えではありません。
私は実際に美容師を辞めていますが、
辞める前に甘えだなとは全く思いませんでした。
美容師を辞めたいと思っている人の理由10点
12月が近づいてくると毎年鬱になる、繁忙期美容師なぜ年末年始に休みが5日あるという理由で週1休みの週が生まれるんだ〜🥲早く技術身につけて辞めたい🥲🥲
— Mipi (@honeynight_07) October 22, 2023
美容師を辞めたいと思う理由には、そもそもどんなことがあるのでしょうか?
ここからは、
美容師アシスタントをもう辞めたい・・・
美容師歴3ヶ月だけど先が見えないからもう辞めるか・・
と思っている人のリアルな理由をご紹介していきます。
リアルな声を目にすると、「美容師辞めたい」と思うのが甘えではないということがよくわかります。
\美容師を辞めたい理由10点/
①メンタルがやられた
②自分の時間がない
③お給料が低い
④人間関係が悪い
⑤結婚や育児で続けるのが難しい
⑥土日休みが取れない
⑦福利厚生がしっかりしていない
⑧独立して自分のお店を出したい
⑨他の業界で働いてみたい
⑩手荒れがひどくなった
メンタルがやられた
美容師という仕事は常に自分自身でモチベーションを上げていかないと
なかなか続けられる仕事ではありません。
「美容師アシスタント3年は続けようと思ったけど先が見えない・・・メンタルやられた。病む。」
「シンプルに美容師辞めたい。精神的に一気にくる。一言一言が重いししんどい。
こんな意見が見られました。
メンタルを病む前に、勇気を出して辞める選択をしても良いかもしれませんね。
上司のパワハラ・うつ・体調不良・・・
メンタルやられて緊急の方は無理しないで↓
自分の時間がない
美容師を辞めたいと思う理由の中でも、
「自分の時間がなさすぎる」というのはよく聞く話です。
長時間労働、休日出勤、朝練、夜練・・・
自分の時間がなかなか取れないというのは辛いですよね。
「美容師のアシスタント辛すぎ 8時から19時30分まで営業してそっから練習して帰れるのが22時、、、」
美容師アシスタントがすぐ辞めるのも仕方のないことかもしれません・・。
お給料が低い
自分の時間を削って、長時間働いてもお給料が低いというのは
美容師を辞めたいと思ってしまう理由になりかねませんよね。
実際に、おしゃれをしなければならないのにお給料が低すぎることで
美容師アシスタントを辞めたいと思ってしまう人は多いようです。
美容師は本当給料安いからね。知り合いの風の店で美容師の人が掛け持ちで働いてたって聞いた事ある確かに美容師は離職率高い
— R嬢by東京と買い物と楽しい事好き (@Rby62518543) November 1, 2024
人間関係が悪い
私が一番に美容師を辞めたいと思った理由は「人間関係」でした。
美容師に限らず、人間関係が理由で辞める選択する人は多いのではないでしょうか。
美容師の離職率高いのって人間関係原因だべ
— ぶどうちゃん🍇 (@itiouriyousi04) October 27, 2024
強いメンタルの持ち主でないと、生き残るのはなかなか難しい業界です。
もちろん、良い人間関係のサロンもあるとは思いますが、
売り上げ競争や、先輩後輩との関係性など、何かと人間関係で悩むことが多い職種な気がします。
結婚や育児で続けるのが難しい
これは、スタイリストになってから多い悩みかもしれませんが、
結婚や育児で一時的に現場を離れることになった時に
お客様離れや、今まで通り働けない事に悩み、
美容師を辞めるという選択をする方も少なくありません。
土日休みが取れない
美容師を辞めたいと思う理由で以外に多いのが、好きな曜日に休みが取れないという事。
私は勤めているサロンの求人管理もしているのですが、
「土日に休みたい」というのは近年かなり上位に入ってくる希望条件です。
10年ほど前は美容師(接客業)が土日祝休めないのは当たり前、
という印象で、有無を言わさず土日祝は出勤でしたが、
現在は「土日も休みたい」「家族や恋人と休日を過ごしたい」という理由を優先する方が多く、
好きな曜日に休みが取れないなら辞めたいと思う美容師は多いのかもしれませんね。
福利厚生がしっかりしていない
会社にもよりますが、美容室は福利厚生がしっかりしていないイメージがありますね・・。
一般の会社員のように、手厚い待遇は期待できない会社が多いでしょう。
美容師の世界しか知らなかったら何も思わないかもしれませんが、
美容業界以外の会社の話を聞いて比較したりすると、
美容師辞めたいかも・・・
と悩んでしまうかもしれません・・・。
独立して自分のお店を出したい
この理由は、美容師という仕事を辞めたいというわけではなく、
今働いている美容室を辞めて自分のお店を持ちたい、という理由ですね。
早い人だと20代半ばくらいから独立を考え始めるので、
私の友人では27歳くらいで独立し、自分のサロンを経営している美容師が何人もいますよ。
お店を持たないにしても、
今はシェアサロンや業務委託といったフリーランス美容師として働く働き方がありますので、
技術を学んだら、早く辞めて独立したい!という美容師は多いかもしれませんね。
他の業界でも働いてみたい
美容業界は広いようで狭い世界です・・。
専門職、技術職となると、どうしても視野が狭くなってしまう気がします。
追求する、という意味で悪いことではないと思いますが様々な物事の捉え方、考え方をしたいですよね。
他の仕事もしてみたいという理由で美容師を辞める人は結構多いです。
私も実際に、秘書検定やネイル検定、化粧品検定など様々な資格を取ったりして、思考が偏らないように気をつけています!
手荒れがひどくなった
美容師という仕事は好きだけれど、手荒れがひどくて辞めるしかなかったという人は多いです。
美容師の時、全関節あかぎれで指も曲げれず、毎日泣きそうになりながらお客様のドライヤーしてたら、そんな手で触ってたの?代わってくれる?って言われて裏で泣いたの思い出してつらい https://t.co/sBY1FOAK3e
— メト (@usadog23) October 27, 2024
お客様に不快な思いをさせてるかも・・・
と心配になって、辞める選択をする人もいるようですね。
手荒れ対策は色々ありますが、あまりにも心身ともに辛い場合は辞める事を考えてもいいかもしれませんね。
美容師を辞めたいと思ったときに考えること
今回は、美容師を辞めたいと感じた時に大切な考え方、そして後悔しないための具体的なステップもご紹介していきます。
私が美容師を辞めてよかったことと後悔したことについては
別記事でご紹介しているのでぜひチェックして下さい!
辞めたい理由を整理する
美容師を辞めるとなると、店長やオーナーと一度話をしなければなりません。
辞めたいと思った理由は事前にきちんと整理しておき、
いざ説明するときにスムーズに話せるようにしておきましょう。
ここで答えがが曖昧になってしまうと、
それこそ辞めたいなんて甘えだ!と言われてしまうかもしれません。
美容師アシスタントが辛い・しんどいことと楽しいことの記事で、先輩美容師10人の色々な考え・体験談も見てみて考えを整理する助けにしてください。
辞めたことを後悔しないよう転職先探し
サロンの方針やオーナーの考え方にもよりますが、辞めたいと伝えた時点で
「ではあなたは◯月までにに退社の準備をして下さい」
と告げられる場合もあります。
そうなった場合、事前に転職先が決まっていないと困りますよね!
辞めた事を後悔しないように、
転職活動は並行しておくことをオススメします。
美容師から他業界に転職したい
美容師から、他業界に転職するなら転職サポート『 UZUZ 』がおすすめ。
UZUZ(ウズウズ)の強みは、
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・内定獲得率86%以上
・入社後の定着率93%以上
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UZUZではブラック企業を徹底的に排除されて、入社後の高い定着率(90%以上)を維持されているので、安心して転職活動ができます。
技術スキルだけでなく、接客スキルや提案する力など、
アシスタントであっても美容師として働いて得たあなたの強みは必ずあるはず。
転職って、自分が本当にやりたい事や自分の得意なことを見つめなおすとてもいい機会にもなりますよ^^(体験談)
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▲経験豊富なスタッフがサポート▲
勤め先を変えて美容室を続ける
西日本に展開する『 SALONS beauty group 』は、
「店長のいない美容室」を掲げてフラットな職場環境を実現されているサロン。
自分のペースでお客様を接客できる完全マンツーマンサロンスタイルなので、
自分の施術方法にこだわりがあったり、
時間に縛られず働きたい方におすすめです。
残業なし・給与UPして
\美容師を続けたい/
▲社会保険完備・ノルマなし▲
訪問美容師という働き方
訪問美容師って知っていますか?
美容室に行きたくても行けない高齢者の方のため、介護施設や個人宅に訪問して働く美容スタッフです。
せっかく身につけた美容師技術を役立てないのはもったいない・・
と思う人はぜひ一度検討してみてください。
高齢化社会の今圧倒的に不足していて、引く手あまたの職種なんです。
介護美容師には美容師だけでなく介護の知識も必要で、『 介護美容研究所 』という専門のスクールで学ぶことができます。
時間と場所にとらわれない
\ 働き方を見つけたい /
▲安定収入・子育て両立▲
辞める事が決まったら引き継ぎ作業を
実際に退社の日程が決まったら、必ず他のスタッフに仕事の引き継ぎをしましょう。
お客様の担当スタイリストの引き継ぎや、
自身が担当していた雑務の引き継ぎなど、
残っているスタッフが困らないよう最後まできちんと責任を持ってくださいね。
美容師アシスタントの場合もすぐ辞めるのではなく、
先輩や同期、お世話になったお客様への挨拶は済ませましょう。
円満退社できるよう、会社、周りのスタッフへの配慮も忘れずに行うのがベストです。
まとめ
今回この記事では、
美容師を辞めたいと思うことは甘えかどうか?について書いていきました。
実際に美容師を辞めたいと思っている人の理由も納得できるものが多かったですね。
美容師を辞めたいという気持ちは、決して甘えではありません。
そして美容師を辞めたからといって、人生が終わりではないです。
むしろ、新たな可能性が開けるチャンスでもあります。
上司に言いづらいこともあると思いますが、一歩勇気を出して行動することで、より幸せな人生が待っているかもしれません。
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