PR

湯シャンはやめてほしい!ヘアケア開発員の叫び

湯シャンはやめてほしい!デメリット・メリットや続けた結果どうなるのか

アメリカのノープー(ノーシャンプー)ブームから広まった湯シャン。

湯シャンとはお湯のみで髪を洗うことで、一部のナチュラル志向の方の間で支持されて(?)います。

ただこの湯シャン、ヘアケア開発員からすると大概の人はやめたほうがいいよ、やめてほしいよ・・いうのが本音です^^;

(シャンプーが売れないからとかではなく、)現代人の生活スタイルには合わないため、頭皮に良いとは言えません。

本記事では、湯シャンをやめてほしい理由を元ヘアケア開発員が解説します。

湯シャンをやめてほしい理由・デメリット

湯シャンとは、シャンプーを使わずお湯のみで洗髪する方法です。

シャンプーがなかった時代は湯シャンだったじゃないか!

という反論がありそうですが、その時代とは生活環境は大きく異なるはずです。

特に、

・油の多い食生活
・地球温暖化により高温日数・温度が上がった気象状況

で現代人の頭皮は皮脂が分泌されやすい状態。

特に次のような方は、湯シャンは向いていないのでやめた方がいいです。

・毛量の多い人
・脂性肌、皮脂量の多い人
・お酒好き
・揚げ物、辛い物好き

ノーシャンプー=湯シャンをするデメリットから、

湯シャンを続けた結果どうなってしまうのか、今の時代はやめた方がいい理由を4つ解説していきます。

湯シャンをやめてほしい理由①皮脂が落としきれず臭くなる

あなたにとっても周りの人にとっても、湯シャンをやめた方がいい一番の理由は臭いです。

◆湯シャンで頭が臭くなる原因
皮脂が溜まる→雑菌が繁殖する→頭が臭くなる

湯シャン派の方は、湯シャンを続けた結果、頭皮が慣れて皮脂分泌が少なくなることを期待していると思います。

が、冒頭で述べた通り、生活習慣や気象状況も関わるため、シャンプーだけではそう簡単にはいきません。

せめて湿度が高く汗をかきやすい夏場はシャンプーをした方がいいです…!

シャンプーが毎日の習慣じゃなかった時代より気温も上がってますしね。

今の時代にやると本当に臭くなりますから…。

湯シャン実践者は臭くない・臭いと言われたことないという方が多いですが、自分では臭いに気づきにくいので実際は臭うなんてこともよくあります。

湯シャンをやめてほしい理由②フケが出てくる

シャンプーをせず湯シャンを続けた結果、フケが出てくることがあります

フケにはベトベトした脂性フケと、カサカサした乾性フケの2種類があります。

この場合のフケは、髪の根本につくベタベタした脂性のフケ。

脂性フケが出やすい人や原因

以下のような要因で頭皮の皮脂分泌が過剰な方は、シャンプーをしていても脂性フケが出ることがあります。

・脂性肌タイプ
・脂っぽい食生活
・ホルモンバランスの乱れ

現代の食生活・ストレスの多い生活の中で、シャンプーもやめてしまったらさらに脂性フケが出やすくなることは想像できますよね。

脂性フケは、頭皮の常在菌(マラセチア菌)が、頭皮に残留した皮脂をエサにして過剰に増殖することで引き起こします。

頭皮の皮脂や常在菌バランスが崩れて頭皮のターンオーバーを早めてしまい、フケが増える原因に。

脂性フケは雑菌の繁殖が原因のため、一度発生してしまうと普通のシャンプーで洗っても治らないことがあります

脂性フケが出てしまった場合は、殺菌効果のある有効成分を配合した薬用スカルプシャンプーでリセットしてあげるといいですよ。

脂性フケにおすすめの薬用スカルプシャンプー

スカルプシャンプーと謳っているシャンプーには

・化粧品シャンプー
・医薬部外品(薬用)シャンプー

の2種類があります。

薬用シャンプーは有効成分の配合濃度が決まっていて、有効量配合されているので頭皮環境が悪くなってしまった方におすすめ。

部外品の全成分表示には【有効成分】が記載されてます。

・ピロクトンオラミン
・サリチル酸
・イソプロピルメチルフェノール

などは抗菌効果があるため、脂性フケで頭皮が荒れている人はこれが入っているものを試してみてください。

オルビスの薬用シャンプーには
ピロクトンオラミンが配合されています↓

湯シャンをやめてほしい理由③頭皮トラブルでハゲる?

湯シャン信者の間では、シャンプーはハゲるという噂がささやかれています。

ですが、シャンプーの化学成分が原因でハゲるという根拠はありません

抜け毛が増えたり薄毛になる後天的な要因は

・頭皮が炎症を起こしている
・血流の悪化
・タンパク質やミネラル・ビタミン不足

です。

シャンプーでハゲることがあるとすれば、シャンプーのすすぎ残しによる頭皮の炎症。

特に耳裏や毛量の多い後頭部に残りやすいので、シャンプーはしっかりすすぎましょう。

逆に、湯シャンで頭皮の汚れを落としきれず、古い皮脂や角質が残ってしまうと頭皮に炎症を起こす原因になります。

頭皮の炎症は、頭皮環境の悪化による抜け毛の原因になります。

頭皮を清潔に保つためにも、湯シャンではなくシャンプーを使うことをおすすめします

スポンサードリンク

湯シャンをやめてほしい理由④スタイリング剤が残る

ヘアオイルやヘアワックスなどの油性スタイリング剤を使用する場合は、湯シャンはやめましょう。

油性のスタイリング剤は、シャンプーなしの湯シャンで完全に落とすのは難しいです。

湯シャンを続けた結果、スタイリング剤を落としきれず髪に積み重なっていくことで髪がゴワゴワしてきます

また、残留して酸化した油成分が原因で頭皮で雑菌が繁殖し、頭皮トラブルを引き起こす可能性もあります。

スタイリング剤を頭皮につけることはないですが、寝ている間に蒸れたり頭皮につくことは十分ありえますからね。

スポンサードリンク

湯シャンのメリットと向いてる人

一方で湯シャンのメリットとして言われていることは

・頭皮から皮脂を取り過ぎず乾燥を防ぐ
・シャンプーの化学成分の刺激を防ぐ
・皮脂の過剰分泌を予防する

などです。

次のような方は、湯シャンを試してみても良いかもしれません。

①頭皮が極度に荒れてシャンプーがしみる
②頭皮が過乾燥で乾性フケやかゆみがある
③毛量が少ない人や男性

頭皮が極度に荒れてシャンプーが痛い人

アトピー肌や敏感肌で、頭皮が荒れやすい方やシャンプーがしみる場合は、無理にシャンプーを使わない方がいい場合があります。

しばらく湯シャンで様子を見てみましょう。

頭皮が荒れやすい方は、普段からの予防に抗炎症成分が配合された薬用シャンプーを使うことをおすすめします。

有効成分に抗炎症効果のある

・グリチルリチン酸ジカリウム

が配合されたシャンプーを選ぶといいです。

ミノンは薬局でもお手軽に買えるグリチルリチン酸ジカリウム配合の薬用シャンプーです。

マイルドな洗浄剤で余計なコンディショニング成分が配合されていないので敏感肌の方におすすめです。

頭皮が過乾燥で乾性フケやかゆみがある

乾燥肌・敏感肌の方は、シャンプーで皮脂を落とし過ぎて乾燥によるかゆみや乾性フケがでてしまうことがあります。

この場合は、数日に1回湯シャンを取り入れてみるのも策です。

または、使っているシャンプーの洗浄剤が強すぎる可能性があります。

頭皮の乾燥やかゆみ・乾性フケが気になる方には、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプー

スカルプDボーテは抗炎症成分が配合された薬用シャンプーなので、頭皮が敏感な方におすすめです。

さっぱりした洗いあがりなので、ヌルつきが残ってかゆくなりやすい方も試してみてください。

毛量が少ない人や男性

湯シャンは、毛量が少ない方や、短髪で乾燥肌の方は取り入れやすいです。

毛量が多い人の頭皮って、頭皮からの体温と湿気で思っている以上に蒸れやすくて、雑菌が繁殖しやすいんですよね。

要は、シャンプーなしでも頭皮を清潔に保つことができるならOK。

湯シャンを取り入れてみたい方は次の注意点を踏まえてトライしてみてください。

スポンサードリンク

ナチュラル志向で湯シャンをしたいなら

前述したように、湯シャンは頭皮環境が著しく悪化している方には有効な場合がありますが、基本的に9割の人は必要ないと思います

それでも

・ナチュラル志向で
・髪が長いけど
・女性だけど

取り入れたいという場合は、次のことに注意して試してみましょう。

やるなら乾燥して気温の低い冬場に

湯シャンをすることで頭皮の過剰な皮脂分泌を減らしていきたいと意図する場合、頭皮がその環境に慣れるまで半年~1年ほどかかると言われています。

湯シャン生活を始めてもしばらくは今まで通り皮脂分泌されるので、開始時期は秋~冬など涼しい季節から始めてみましょう

湯シャンを数日に1回など少しずつ取り入れる

湯シャンを取り入れる場合も、いきなり毎日シャンプーしなくなると急な環境変化に頭皮の状態がついていけません。

頭皮トラブルを防ぐためにも、

まずは人に会わない週末に週1回、

いけそうだったら週に2回など、少しずつ頻度を増やしていきましょう

湯シャン前にはブラッシング

湯シャンでOKと言われる背景の一つに、「髪の汚れの8割はお湯で落ちる」ということがあります。

逆に言うと、100%汚れをお湯だけで落とすことは難しいです

ホコリなどの大きい油性汚れはブラッシングなどで落としておきましょう。

髪の絡まりを防いで、湯シャンでも髪をキレイに保つのにも役立ちます。

頭皮をドライヤーでしっかり乾かす

お風呂上がりの濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすいです。

少し残った皮脂をエサに雑菌が繁殖する前に、頭皮からドライヤーでしっかり乾かしましょう

湯シャンをするなら、常に頭皮環境を清潔にしておくよう意識したいですね。

食生活を野菜中心にする

冒頭でも述べた通り、湯シャンでも正常な頭皮環境にするためには、生活環境の見直しも必要です。

脂っぽい食べ物やお酒、辛い物は避け、野菜中心の食生活にすることで、過剰な皮脂分泌を抑えることができます。

タバコやストレスもホルモンバランスを乱して頭皮環境に影響を与えるため、ストレスコントロールも意識したいですね。

スポンサードリンク

まとめ

湯シャンはやめた方がいい・やめてほしい理由を開発者目線で解説しました。

頭皮トラブルなどがない限り、現代の生活環境の中で9割の方は湯シャンはやめた方がいいと思います

湯シャンを続けた結果、普通のシャンプーに戻すだけでは治らないほど頭皮環境が悪化するリスクもあります。

試す場合はご紹介した注意点を意識して試してみてくださいね。

シャンプーが合わなかったり頭皮が荒れやすい方は、シャンプーを辞める前にまずはシャンプーの種類の見直しをしてみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました